So-net無料ブログ作成
検索選択

751/752鞍目 前を持つに過不足あり [第18章 バランス追求編]

 2009-01-11(Sun) 通算751/752鞍目
■2009年は初日の出を眺めるところから始まった。
暖かく穏やかな夜明け
ジョギングで駆け上がる坂の上で光の矢を受ける。
「この世の誰もが温もりのある日々を過ごせますように」と祈る。

■予定した金曜日が荒天の恐れがあったため、本日が初乗り。
半月ぶりで、しかも気まぐれで始めた断食療法明けの日でもあり、ちゃんと馬に乗れる自信がない。
結論から言えば、ふらふらして騎乗も馬の手入れもえらくしんどかった。

■クラブに到着すると、馬場を眺める人垣が。
新年の挨拶もそこそこに「解凍待ちですか?」
金曜に降った雨が明け方の最低気温-3℃で凍り付いているのだ。
ハローをかけた馬場は枯山水のような水紋を描く。
所々水が浮いてきているが、歩くとまだ固いらしい。
「今日は風がないから日向は暖かいよね」と普段の倍以上の人間が待ち合いがてら談笑。
11時を過ぎてようやく馬場開場。
■今年最初のお相手は【δ】さま。
以前に乗った時は、小さな扶助で動いてくれるけれど、
前をしっかり持たないと反撞がドカドカしてえらく乗り難い馬という印象があった。
5、6騎の多頭各個乗りではちょっと不安。
■【δ】さまは、脚でちょっと押しただけで内外に自由に動いてくれる反応の良さ。
ありがたいと思う反面、この反撞なんとかなりませんか?
3日ぶりの運動でいきなり手綱をもっては気の毒だろうと思うものの、前を許したままでは絶対乗り続けられない。
他の馬を追いかけてどんどん進み出したのをこれ幸いに手綱を強めに持つ。
ようやくなんとか乗れる反撞になる。
駆歩はさらにドキドキ。
必死に前を持つけれど、あおられそうになる。
ああ、ここで力を抜いちゃったら絶対拳が回るというのが自覚できる。
くう〜、頑張るが断食明けの身にはつらい。
息切れが収まるまで並歩で歩いてもらう。
逆の右手前はなんとかこらえていると、やった! ふわんふわんの乗り心地に到達する。
この駆歩なら各個乗りを縫って走れる。
深追いしないうちに今日はこれまで。
「どうでしたか?」と先生に聞かれ
「右手前の駆歩はすごく乗り心地がよかったです」と応える。
それ以外は、前を持ちきれないよーというのが本音なのだが…
「もちぇさんの乗り方が変わったので【δ】に気持ちよく乗れたんだと思いますよ」と先生談。
前をしっかり持とうという基本方針に間違いはないようだ。
しかし、あの引っぱられる感じをどうすればいいんだろう。
馬が譲ってくれるまで我慢しきるのか、それとももっと推進? 
それとも、拳が動いていてだめなのか?
今度、体調が万全で人数の少ない時にゆっくりみてもらおう。

■午後は陽が差し込んできて、繋場や馬場はぬくぬくと穏やか。
いつものパートナーの【くれよん】君は、年末に左目を傷つけたようで昨日まで休暇をとっていた。
しょぼついた目元だがずいぶん回復したとのこと。
休暇明けと言えば彼も私も同じ。
調馬策で走る彼を見ていると元気一杯。さてどうなることか。
■暖気運転後なのに【くれよん】君はもったり歩く。
人を乗せて動く要領を思い出せないのか、小股のやる気なさそうな歩き方。
「重いなら鞭をちょん!」と先生に声をかけてもらうが、まっすぐすうと前に出る感じになかなかならない。
しかも、左に向いてくれない。
馬の身体が右に曲がって固まっているような感じ。
あ”〜気持ち悪い。
【δ】が僅かな扶助ですっと動いてくれただけに「左向いて!」と引っぱってもすぐに戻る彼に「なんでやねん、やりにくいなあ」といらだってしまう。
脚で押したり手綱を引いたりとごちゃごちゃした操作を繰り返すうちに、なんとなく嫌な雰囲気。
【くれよん】君はハミをいやがって首をあげてガチャガチャ。
あわわ、クラッチが切れる。
馬は前に出なくなっている。
くわ〜、なんという寄る辺なき心細さ。
手放しの軽速歩大好きと豪語している割には、本運動中に馬としっかり手をつなげない気持ち悪さや心細さを強烈に感じる。
【くれよん】君と長く一緒に練習してきているが、ここまで彼と手綱の件で心がすれ違うのは初めて。
■見かねた先生が、
「そういうときは一旦手綱を長くして」
「長い手綱でも方向変えられたでしょ」
「手綱を短くもたれて詰めたなかで馬がイヤになってきたんだろうね」
ふうむ…
【δ】さまで前をしっかり持たなければとやっていたことが裏目にでたか?
手綱でごちょごちょやりすぎたかな。
難しい。
【くれよん】君自身は、もっと走りたいという感じがありありなのだが、それを制御するだけの気力体力がない。
ふらふらして頭痛もする。
すまない、今日はこれまでにしておくれ。
断食明けで馬に乗るのは今後止めよう。

■手入れが終わって厩舎に戻すと、先生が【くれよん】君の目の手当をして下さる。
ぽつんと白く濁った点が潰瘍だったらしいと聞かされて、角膜ならひどく痛かったに違いないと改めて心配になる。
「馬が目を傷つけるのは割とあることなんですよ」
「あまり気にかける人はいないようだけど、馬が自分でこすりつけて余計悪くしちゃうこともあるしね」
とつぶやきながら、先生は【くれよん】君をつないで鼻ねじをかけ、すうと点眼薬をたらし軟膏をまぶたの縁に塗り付ける。
眼帯をかけて、あっと言う間に処置完了。
馬の目の処置をひとりで、これほど難なくスムースに終えるとは…
橘先生を尊敬するのは、馬の異常にいち早く気がつきすぐ対処していること。
身体にしみ込んだ馬の取り扱いの自然さというものか。
こんな所にも信頼感とか安心感が生まれるのだ。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。