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座りを深くし、ハミ受けに挑む [サマリー]

  2008年を振り返って
■この一年は所属クラブの閉鎖に伴う新しいクラブへの移籍という乗馬ライフの大変動にみまわれた。
■年間トータルでの騎乗数は138鞍。
1月~3月:【よちよち】乗馬クラブ
2月のうちに閉鎖が告知されていたので、3ヶ月間の乗れるチャンスはすべて乗って63鞍。
4月~12月:【ちひろ】乗馬倶楽部
高速道路を使って往復180kmの距離をいく。
非常勤の仕事も忙しく、週1回通うのが精一杯で9ヶ月で75鞍であった。
■2007年の219鞍、2006年の160鞍、2005年の153鞍と比べても騎乗数は減少の一途。
週3回は必ず馬に乗っていた時代は遠い昔。
このブログのタイトルである『予期せぬ効果』とは乗馬のシェイプアップ効果をさすのだが、騎乗頻度が週3、4回から週1回に減っただけで、元体重の10%を超える激太りで身体のあちこちがタプタプしてきた。
深刻な危機感を覚えるのだが、現状ではこれ以上の頻度で馬に乗るのは難しい。
困った…困った…
■【よちよち】乗馬クラブでは、初級クラスの後期課程に在籍して、手綱のコンタクトをとる準備編から実践編へと移ろうかという時に、クラブの閉鎖になってしまった。
ゼロからのスタートで3年半。
3月末の県大会にて、馬場馬術の2課目競技で56.17%(5位)をとって卒業となった。
■【ちひろ】乗馬倶楽部へは、橘先生をはじめとする会員の方々の美しい騎乗姿に憧れ、その門を叩いた。
何をどうしようという明確なビジョンを持たずに移ったのだが、先生の言われるままに乗っているうちに、〈馬スボン感覚〉〈馬の首をつり下げる〉〈馬を支え馬に支えられる動的平衡点の発見〉〈馬と常に繋がっていたい〉と自分の身体感覚を発見してこれた。
騎乗数が減ったことで進歩はあまり期待できないと思っていたが、乗り納めで橘先生に「すっかり変わった」「上達した」と言われるくらい予想以上の変化。
少ない機会を最大限活すことのできる、すばらしい環境と師に恵まれたことによると思う。

○1月 「手綱を短く持って」等の注意をされつつ、手綱を張って馬とコンタクトをとる意識付けのレッスンが増える。 騎乗姿勢では「膝が鞍から離れないように」などの注意が多い。
愛馬【山桜】とは駆歩の山型乗りや駆歩3湾曲などにもトライ。
○2月 県大会に向けてのレッスンが始まる。が、クラブの閉鎖が決まり大きな衝撃が駈けぬける。
馬場の凍結する日が目立ち、足場の悪い障害アリーナでのレッスンが増える。
長老【アレフ・ゼロ】の騎乗に苦労しなくなってきた。(ようやく彼に一人前と認めてもらえる)
○3月 クラブ閉鎖を前に利用する会員数が激増。多人数の合同部班レッスンが増える。4%先生のひとりレッスンは望むべくもなく、これまでの個別の課題にじっくり取り組むのは不可能となった。
競技会に向けての練習のみ。馬場馬術競技会出場&障害競技会の応援が【よちよち】乗馬クラブ卒業公演となった。最後のレッスンでは【アウグスティヌス】で〈馬上での開放感〉を味わう。彼は、競馬を引退してクラブにやってきた時からのおつきあい。感無量。
○4月 【ちひろ】乗馬倶楽部に入会。メインパートナーは【くれよん】君になる。「脚で馬体につかまっている」「身体の各部がそれぞれ自由に動かせない」「拳がゆれる」「もっと力を抜いて馬上で余計なことはするな」と問題点ばかり。駆歩は危ないからと調馬策でのみに限定される。マイナスからのスタートとなる。
○5月 丸馬場での調馬策レッスンがほとんど。サブパートナーは【ひなげし】となる。力を抜いて馬の動きに合わせて乗っているうちに「馬を履いている」感覚に至る。鐙革が2穴伸びて脚長になる。
○6月 サブパートナーの【てんてん】君【のら】君に乗るが、すぐ手綱を許してしまい馬が伸びてしまうのを指摘される。フラットに乗るのは卒業して、ハミ受けを目指して乗れるよう指針を示される。
○7月 駆歩時に拳が動かないよう、2ポイント乗りやFree Jumpという馬具を使っての練習が始まる。角馬場で各個乗りの練習が増えてくる。動いている馬上で人が自由自在に動けるようになることが姿勢矯正のスタートラインと教わる。
○8月 夏時間となる。午前3時過ぎには起床して朝のうちに連続2鞍乗ると、日中の帰路が睡魔に襲われ死の恐怖を味わう。レッスンはひたすら鐙あげの速歩駆歩。一旦鐙を脱ぐと右の鐙が履けなくなる事態に苦労する。
○9月 【δ】【トロール】【カエサル】と前をきちんと持てば、頭を下げて動く馬場馬(外馬)に乗せてもらう。前を持つという感覚が予想以上に強い力が必要なのだと身をもって体験。パートナーの【くれよん】君とは、駆歩の半巻きや輪乗りの開閉など細かな運動が出来るようになる。座りが深く安定してくるとわずかな扶助で馬が反応してくれるので楽に乗れるようになる。
○10月 駆歩時の手綱に「中途半端な力で持つと馬がかかりやすくなる」という過去の指導内容が刷り込まれていて、しっかりと持つ事ができないでいたことが判明。 速歩と同様、馬の首を吊り下ろしているように持ってみると拳が動かなくなり馬がハミを受けてくれるようになった。この【てんてん】君との〈馬を支え馬に支えられる〉感覚が大きな収穫となる。
○11月 【てんてん】君をパートナーに競技会に出る。成績は思わしくなかったが、過去の騎乗姿勢と比べて格段に美しく無理がなくなっているのに満足。
○12月 拳の静定を厳しく注意される。その結果、馬がハミをとっている or はずれている感じが明確に掌に伝わり、常に信頼のおけるハミでありたいと強く望むようになってきた。
ちひろ乗馬倶楽部 2008年74鞍+競技2鞍内訳 【くれよん】38鞍 【てんてん】19鞍+2鞍 【ひなげし】9鞍 【ろーざ】3鞍 【トロール】2鞍 【δ】1鞍 【カエサル】1鞍 【のら】1鞍 

この一年「乗馬を続けるのは無理、もうやめ時だ」と何度思っただろうか。
それでも気がついたら馬に乗っている自分がいる、その不思議。

3月でお別れとなってしまったが、【よちよち】クラブにおける4%先生からの学びが、まぎれもなく私の礎である。
部班形式のレッスンの中で、わずかな機会を捉えて、私に必要なことを教えて下さった。
かつて、「駆歩が怖くてもいいんですよ」「うちの奥さんもそうですから」と駆歩恐怖症でいることを丸ごと認めてくれたのが4%先生だった。
ありのままをそれでいいと認められて、初めて踏み出せる一歩。
騎乗バランスを習得するための、調馬策、手綱ぶらぶらでの軽速歩、立ち乗り、軽駆歩 etc.
やがて、馬が跳ねても駆け出しても「私は絶対落ちないからね」と馬上に踏みとどまれる力が湧いてきた。
レッスンが終わると「さっきは大変でしたね」「怖くなかったですか?」と必ず私の頑張りを認めてくれた。
そうした信頼関係の中で、内方姿勢、手綱のコンタクト、座骨の使い方など技術的な細かい内容なども手取り足取り、さらには、2課目競技出場までのstep 1 から step 255 までのすべてを教えてもらった。
クラブが抱えていた問題が陰を落としていたのは否めないが、教えていただけた巡り合わせの幸運に感謝している。

【ちひろ】乗馬倶楽部での手応えは特筆すべきものがある。
信頼できる師匠と馬がいて、毎回の練習がぶれることなく積み重なっていったのが大きいと思う。
しかし、課題として突きつけられるほとんどは、【よちよち】乗馬クラブでも触れられていた。
だから、レッスンの記録を読むと以前の4%先生のレッスンの方が詳しく具体的な指導受けているという逆転現象が起こっているのだ。
頭ではわかっていることを、自分の身体感覚として真正面から突き詰める。
安心して没入できるから自在に自分の感覚を探査できる。
先生は「それでいい」の次には「今までと何が違う? 何がわかった?」と問いかけて、さらに自分の中で探求するよう求めてくる。
言葉で説明しにくい身体感覚。
今後もこの手探りで掘り進んでいくしかないのだろうなあ。


手綱ぶらぶらの軽速歩大好き。
手綱長いままでも方向転換オッケー。
片手手綱の駆歩大好き。
駆歩は鐙あげしたほうが安定する。
これが、今の私の現状。 
つまりフラットに乗ることに関しては得意中の得意。
2009年は「信頼のおけるハミ」を目指して、馬と常につながっていけるようになりたい。
「馬を支え馬に支えられる」バランスを自在にあやつりたいなぁ。
何年もかかるかもしれないけれど、すっごくワクワクする目標なのだ。
がんばらないけれど、あきらめない。
ぼちぼちとね…

… … … … … … … … … … … … … … … … … … … 

参考記事一覧  2008年1〜3月
        2007年サマリー:初級は怒濤のごとく
        2006年サマリー:苦闘する初級者
        2005年サマリー:躓ける初心者



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