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748鞍目 前を持って! [第18章 バランス追求編]

 2008-12-21(Sun) 冬至 通算748鞍目
■ものすごく暖かい冬至。
午後からは強い南風が吹いて最高気温18.6℃まであがった。
うっすら汗ばむほど。

■思い返せば、暮色につつまれた高速道路を北に向かったのだった。
西空の残照がどんどん後ろに流れていき、疎らなテールランプと光るセンターラインだけが頼り。
この高速道は道を照らす街灯が少ないということに、改めて気がつく。
通い慣れているはずの道も、時刻によって見せる表情が違う。
■昨夜は、ちひろ乗馬倶楽部の忘年会に参加した。
諸先輩のアドバイスに従って、近くのホテルに一泊。
車の運転も帰る時間もまったく気にならない自由の身。
楽しかった。
明けて今日、馬に乗って帰ってきたというわけ。

■いつもの日曜組に割り込む形になってしまったが、普段はお会いできない方々の騎乗姿を見ることができた。
なかなか興味深い。
■私は、【くれよん】君にお相手してもらう。
第1の課題は「左に向きにくい彼をいかに向かせるか」
いつ、どのように、どんなタイミングで、どの程度を要求するかに悩む。
先生は「しっかり向かせてね」の一言。
駆歩を始めるまでには、左の内方姿勢が楽にとれてほしい。
でも、朝一番の解れていないうちから「こっち向け」では忍びないから、
少しずつ「こっち向ける?」
「ちょっと頑張ってみようか」
「私が伝えたい事は左に向いて欲しいってこと!」
「違う、内側に入らないで」
「そう!そんな感じ」
「あれ〜またもとに戻っちゃった」とちょこまかと繰り返す。
どうしても右の外方手綱の手応えが頼りない。
ああ、気持ち悪い。
逆の右手前では、びしっと左の外方手綱が決まって、右の内側に力が流れ落ちていく感じで、非常に気持ちがいいのと好対照。
左手前の輪乗りで「内側向いて」を繰り返す。
引っぱりすぎないように、わずかでも左を向いたらちょっと緩める。
馬の首が下がって、外側の手綱に手応えが出てくるのを、目指す基準とする。
ああ、でも元に戻っちゃう。
これじゃ馬には伝わってないのかなあ。 何度もやりすぎて飽きられているんかなあ。
一旦蹄跡に出て気分転換するか? それとも手前を換えるか?
ぐずぐず、ちまちま。
【くれよん】君は、強い手綱の使い方にトラウマがあるようだし、まじめでいい子だからと次々要求して休む間もなく動かすのも気の毒だし…
軽い扶助から要求水準を上げていって、うまく出来たらすぐおしまいにしてあげるのが、彼にはいいのでは…
でも私がやると、メリハリがなくて、なあなあで、時間のかかり過ぎで、何したいのかよくわからない騎乗にしか見えないかも。
これで、いいのかしらん? 不安…
■馬に何を要求してたのか、ふと忘れてしまうくらいの時間を経て、気がつけば左に向いてくれている。
左右ちゃんと向けるかの確認の意味を込めて、3湾曲の姿勢の入れ替えなんてものもやってみる。
だめだ〜、2湾曲に入ろうとしたところで、
「なにするねん?」と馬が戸惑っている。
私自身が、外側で馬の姿勢を規制している自覚がなかった。
内側を引っぱらないよう気をつけなくては。
次からは、姿勢の入れ替えもなんとかできたかな。
ここまで来て、ようやく駆歩へ。
■駆歩では「拳を動かさないで」と先生からの注意が飛んでくる。
「こっちへ」と呼び出し。
「いいかい…」と
先生が馬のハミ近くの手綱を持って、駆歩をしている時の手綱の具合を実演してくれる。
「いつもどおりに手綱を握っていて」
「馬の首の動きに合わせて、手綱の引っぱり具合はこんなふうに変わる」
「ぐうと首を下げた時と…首をあげた時だよ…」
「ほら、もちぇさんの場合、肘が伸びて拳が動くってことは、馬の引っぱり具合にあわせちゃっているから、手綱の感じが変わらないよね」
そうそう、テンションが二アリーゼロになるよう自動的に設定されてます、私の腕は。
「そうじゃなくて!」
「肘を引いて、引っぱられても我慢して」
「手綱を握った感じに波があるでしょ」
手綱の感じが変化してもいいんだ…
「そうやっていれば、今度は馬がぐうとハミをくわえてくるようになるから」
こっちが我慢していれば、馬もそれに合わせてくれるってことですか?
首の上下動をもろに受けるガツガツした手綱の感じは、我慢していれば馬がハミをくわえてくれる別の感触に変わるのか。
もしかして、手綱がゴムのように伸び縮みする感覚というのは、ハミをくわえてくれるから味わえる感触なのかな。
ん? ということは〈拳を動かさないこと=ハミをとってもらう〉では、ないんだ。
ハミを取ってもらうには、人が万全整えても馬側の納得を待つ忍耐がいるんだ。
■「肘を引いて我慢だよ」
「もっと前をもっていいから!」
とにかく言われたようにやってみる。
【くれよん】君はこういう時、まじめに駆歩を続けてくれるので、自分の課題に集中できる。
肘を引いて、馬の首をつり下げているつもりで手綱を握る。
ブランコにのって両脇の鎖を左右の手で握っている感覚。
自分の体幹の傾きが前後した分は肘が動いて調整、鎖を握っている拳と板に乗っている腰の位置は変わらない。
あら、拳の感触も最初のがちゃがちゃした感じとは違ってきてぬうとした感じ。
【くれよん】君の駆歩は、ゆっくりで縦長のループを描く。
「そう、それでいいよ」と先生の声。
やっぱり、これでいいんだ。
「自分がどうすると何がどう変わったか、わかる?」
「変わった時の感覚を覚えておいて」
「常に、その感覚になるように身体を使っていけばいいんだから」
その通りだが、次にうまく行くかどうかの確証がないのが残念なところ。
■同じ馬場にいた方に「【くれよん】が馬場馬みたいに見えたよ」と嬉しい一言をいただく。
やっていることの方向は間違っていない。
拳を動かさないようにぐっと持っていることは、馬の動きの質もあげているのだ。
騎乗姿勢を矯正することは馬の動きにも大きな影響を与える。






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