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クリスマスプレゼント [第18章 バランス追求編]

 2008-12-06(Sun)
■昨日倶楽部にマダム・サンタクロースから小包が届いていた。
競技会のDVDが関係者それぞれに作成されて、ひとつひとつ丁寧にクリスマスラッピング。
マダムからのメッセージも添えられていた。
行き届いた心配りに感嘆の声を上げる。
■師走の週末、職場の忘年会を終えて深夜誰もが寝静まったところで、
DVDを恐るおそるセットする。
自分の騎乗姿を見るのは、ホラービデオ並の怖さなのだ。
「だって、かっこわるいんだもん」
画面を最小サイズにして片目をつぶって見る。
「うわっ、出た」「ひ〜」「いや〜ん」…「ん?」
あれっ、思うほどサイテーではない。
画面を通常サイズに戻してじっくり何度も見直す。
■今回の競技会の成績が振るわなかったのだが、まずはその原因を探し出す。
まずは、定点ずれの多発。
移行の際のリズムブレイク。並歩に落とすところがひどい。
後は、全般に前進気勢の不足。
他のエントリー人馬と比べてようやくわかるのだが、のぺ〜として窮屈そう。
あと30%増しにして、ようやく満足できるかなというところ。
まあ、審査員の好みとか要求水準というものがいろいろあると思うけれど、
「うむ、これならよし」という基準に達してないという事には、同意する。
今回の競技に向けて、これらのことを「なんとかしよう」と練習してこなかったのだからしかたあるまい。

■そして、私自身の「かっこよく美しい騎乗姿」に関する採点。
これが一番大事。
馬の上でどたどたバタバタしていたり、猿がシルクハットかぶっているような姿だったら、地球の裏側まで穴を掘って一生隠れていなければならない。

きゃほ〜、悪くない!
並歩で歩いている分には、襟足から背中にかけてのラインがまっすぐに伸びている。
しかも、脚がまっすぐ長く伸びている。
先生が「膝位置が動かず脚が安定して、長く見えるようになった」と言っていたのは嘘じゃない。
軽速歩では時折、足の位置が前後にぶれる事もあるけれど、ギッコンバッタンと動くのは卒業している。
速歩では、膝上から腰までの太ももの内側がピタリとして、鞍から離れていない。
過去の競技会の映像と比べて、最も劇的に変化しているのがここである。
1年半前は、馬の動きにあわせてぱかぱか離れたりくっついたりしていた所なのだ。
駆歩になると、残念ながら上半身が傾いて肩が歪んでしまう。
そして、拳も動いている。
パカランと馬と共に身体が沈み込むときに、慣性で腕が前に振り出されてしまうのだ。
以前の上半身全体で揺れていた時に比べると動く幅やタイミングのずれは小さいのだが、まだまだ目立つ。
同じ馬で同じ経路をまわった先生の動きと比べてみる。
さすが先生、騎座も拳も微動だにしない。
どこが違う? 身体の使い方の何が違う?
8倍速まで落として何度も再生してみる。
ううむ…
ひとつは上半身全体の揺れの大きさが決定的に違う。
あとは、私の腕が慣性で振り出されてしまうタイミングで、先生は軽く手首を折り込むように拳の握りを強くしているような感じ。
全体像で見ると、腰が前に出ていく時に、拳の間におへそを突き出しているような風情に見える。
んん〜ん、私は腕を脱力しているから慣性で振り出されてしまうらしい。
体幹部の揺れが一瞬遅れて伝わるから、拳の動きは馬の動きとタイミングがずれてしまう。
先生は動きにずれないよう、腕が振り出されないよう意識的に拳を緊張させているのか?
■思い当たる節がある。
速歩正反撞で、馬の動きを邪魔しないようにと完全に脱力してしまうと、上下動で人の腰が沈み込んだところで次の馬の背の跳ね上がりと衝突してしまうのだ。
だから、人は完全に脱力するのではなくて意識して次の跳ね上がりに備えて完全に沈み込まないよう緊張する瞬間を作らなくてはいけない。
それと同じ事かも。
腕の振り出しを物理の法則にゆだねるのではなしに、振り切る前に緊張させて留め置かなくてならない。
その時に拳に感じる力が、手綱がゴムのように伸びて引っぱられる感じなのかも。
■今後の課題としては、上半身の安定化ということか。
移行の度にぐらぐら、ふにゃふにゃしている。
さらに駆歩での歪みも気になる。
何があっても、肩と腰のつなぐ上半身のフレームが崩れないようになるとさらに美しいだろうに。


■同じ馬で同じ課目、同じアングルから撮った映像って、本当に役に立つ。
家でコマ送りにしたり、倍速にしたり、先生や全くの他人と比べたりと面白い発見がいっぱいある。
さらに、
1年半前の映像は馬もアングルも違うけれど、自分の進歩の度合いがよくわかる。
確実に進歩している。
かけた時間と手間に見合っている。
■今回のDVDでの最高の瞬間は、練習馬場で馬が跳ねたときの映像。
自分で言うのも変だが、
「馬が跳ねても美しく乗っているじゃありませんか」
すばらしいクリスマスプレゼントになった。
こういうDVDがさりげなく作られる今の倶楽部の風土には、尊敬の念を抱く。
さすが!





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